敏感期にはまだまだいろんな種類があります。
子どもはどうしてこんな不可解な行動をとっているのだろう。。。
という答えが見つかるかもしれません😊
運動の敏感期
運動の敏感期は自分の身体を思い通りに動かせるように、
生活に必要な運動能力を獲得しようとする時期です。
生後6ヶ月から4歳半くらいまで続きます。
【運動】といっても、跳び箱や鉄棒などではなく、【動作】のことを言います。
0歳~3歳の運動では粗大運動と微細運動があります。
粗大運動とは、全身を使った大きな動きのこと。
ずりばい・ハイハイ・つかまり立ち・歩く。。。という動作など
微細運動とは、おもに手指の動きのことで、
にぎる・つかむ・落とす・たたく。。。などの動作です
3歳~6歳になると、それまでため込んできた動きを調整したり、
より洗練したものにしていきます。
例えば、ハサミという動作で、【切る】だけだったのが
【線にそって切る】【曲線を切る】といった具合に、より細かい動作になっていきます
ティッシュペーパーを全部引き出すのはいたずらをしているのではなく、
【つまむ】運動の敏感期で動作を獲得しようとしていたのですね
ティッシュを手の届かない所に置いてしまっては、
この運動の獲得ができなくなってしまいます。
ティッシュの箱の中にハンカチを何枚も入れておくなど、
環境を設定することで、子どもの発達の機会を奪わないようにしていきたいですね
数の敏感期
4歳~5歳頃に現れるといわれますが、
私の経験上、数の敏感期はもっと早く表れる子が多いです
『3歳!』と自分の年齢を言ったり、『10階に住んでる!』と教えてくれたり、
数を数えてみたい、数字を読んでみたい、と思うようになる時期です。
生活の中には数を数える機会はたくさんあります。
『クッキー3枚づつね』と言うと一生懸命数えるでしょう。
100、1000といった大きな数になると、
モンテッソーリの教具は素晴らしい教具がたくさんあり、
ぜひそちらで学んでみて欲しいとも思いますが、
小さいうちは生活の中にあるもので楽しんで数に触れてほしいと思います。
文化の敏感期
6歳~9歳頃に現れるといわれていますが、数の敏感期と同様に
こちらももっと早く現れている子が多い印象です。
【文化】という言い方がモンテッソーリの独特の言い方で、
宇宙、生物、自然、地理、時の流れ。。。など、
この世のあらゆるものの興味、関心を【文化の敏感期】としています。
子どもが『どうして〇〇なの?』『なんでこうなるの?』
という質問をしてくるようになったら敏感期がきた!と思ってもらって正解です☆
『それは〇〇だよ』と答えを教えるだけでなく、
一緒に本で調べたり、実物を見に行くのもいいかもしれませんね。
最後に
何がその時の子どもの発達の課題かをよく観察して、環境を整えたり、
その時期の興味、関心に寄り添ってあげることで、
子どもはどんどん発達していくことができるのですね
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