モンテッソーリ教育の目的は
『自立していて有能で、責任感と他人への思いやりがあり、
生涯学びつづける姿勢をもった人間を育てる』ことです。
長期的にみるとそうかもしれませんが、お金がかかっていることだし
すぐに目に見える効果がほしい。。。
というのが保護者の方達の正直な気持ちではないでしょうか
モンテッソーリ教室で主に1歳半~3歳児を担当している私が
その時期の子どもに多く見られる成長をお伝えします。
ルールを守ることができるようになる
モンテッソーリ教育って自由なんでしょ❓
自己中心的になるんじゃないかしら・・・
こんな質問を受けることもあります。
答えは『いいえ』です。
教室ではルールがあります。
①ひとつお仕事をだしたら、元に戻してから別のお仕事をする
②お友達のお仕事には手をださない
③物や自分、お友達を傷つけることはしない
このようなルールがあり、その中に自由があります。
なので、なんでもかんでも自由なわけではありません。
自由と規律があるのがモンテッソーリ教育です。
ルールがわかりやすいので、小さい子にも伝わりやすいです。
月2回、半年ほど通うとほとんどのお友達がこれらのルールを守れるようになります。
(月齢による個人差などはもちろんあります)
自分で選択できるようになる
モンテッソーリ教室では大人が
『あれしなさい、これしなさい』と言うことはありません。
自分のやりたいお仕事は自分で選択します。
小さいお友達もちゃんと自分で選択し、
選んだお仕事をやり遂げるのも、
『やっぱりやめておこう』と思うのも
本人の意思で決定しています。
自分で選択するというのはとても大切なことで、
自分にふさわしい選択をできるかどうかで、
人生が大きく変わってしまうこともあります。
小さい頃から自分の意志で選ぶ経験を積み重ねることで
大人になっても周りの人の意見に振り回されることなく
自分自身が納得のいく人生の選択をすることができるようになり、
また、自分で選択したことには責任を持てる子になります。
椅子に座ってお仕事ができるようになる
これに関しては教室によってお仕事をするスタイルが違うのですが、
私が勤めている教室では基本椅子に座ってお仕事をします。
(お仕事の内容によって、絨毯を敷いて床でするものもあります)
小さい子は【年齢+1分】もしくは【年齢×1分】が集中できる時間と言われています
1歳なら1分、2歳なら2分・・・ということになります。
それがお教室では3歳未満の子が約60分間集中して椅子に座っているんです!
ビックリしますよね。
大人でも好きなことに夢中になっていると時間を忘れてしまうことってありますよね
それと同じで、敏感期にピッタリあったものに囲まれた環境で
誰にも邪魔をされずにお仕事に集中していると
あっという間に60分経っているようです
まだまだ帰りたくない!という子もたくさんいます。
小学生になったら50分間の授業を座って聞かなくてはいけません
1年生になって急にほぼ毎日50分間×5時間の授業を聞かなくてはいけないのは
なかなか大変なことですよね
(しかも椅子がカタい・・・)
楽しく、興味があることに集中しているだけで小学生になった時の準備までできます
姿勢よく椅子に座っていることで体幹も鍛えられていますよ
指先が器用になる
指先を使ったお仕事がたくさんあるため
どんどん器用になっていく子が多いです
お箸、鉛筆を持つ前段階でトングやピンセットを使ってお仕事をしたり、
ストローとビーズをゴムに通してブレスレット作りをしたり。。。
成長が著しい乳児期の子どもたちはどんどんできることが増えていき、
こちらも見ていてわくわくします♡
最後に
短期的にもこんなに成長が感じられるモンテッソーリ教育。
資格を取って何年も経ち、
モンテッソーリを取り入れた幼稚園でも勤務してきた私ですが、
モンテッソーリの本当の魅力に引きこまれ始めたのは
正直幼児教室で働き始めたここ最近です
まだまだ魅力たっぷりのモンテッソーリ教育について熱く語っていきたいです😊
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